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【開催報告】IHJラウンドテーブル Patrick M. Cronin ―「危機前の慢心―抑止と日米同盟」

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国際文化会館(IHJ)は2026年6月29日、米国Hudson InstituteのAsia-Pacific Security ChairであるPatrick M. Cronin氏を迎え、IHJラウンドテーブルを開催しました。

本ラウンドテーブルでは、インド太平洋地域における安全保障環境の変化と、日米同盟における抑止の将来について議論が行われました。Cronin氏は、いわゆる「デービッドソンの窓(Davidson window)」をめぐる議論に触れつつ、差し迫った軍事衝突そのものよりも、抑止力が徐々に低下する中で生じる「慢心」のリスクこそがより大きな危険であると指摘しました。また、中国の軍事能力の向上、グレーゾーンでの威圧的行動、急速な技術革新、国際秩序の不安定化によって、地域の安定を維持する余地が狭まりつつあるとの見方を示しました。

さらに、米国が同盟国との防衛産業基盤および軍事能力の連携・統合を一層強化していく必要性についても論じられました。参加者との意見交換では、米国の同盟国によるコミットメントの確保、核抑止の役割、米国のインド太平洋地域への持続的な関与、インドの役割、さらにインド太平洋の安全保障における日中関係など、多岐にわたるテーマについて活発な議論が交わされました。

本ラウンドテーブルは、変化する安全保障環境を踏まえ、インド太平洋地域における抑止と同盟協力の将来について理解を深める貴重な機会となりました。

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