2026年5月12日、国際文化会館(IHJ)は、台湾のシンクタンクである遠景基金会(The Prospect Foundation)による訪問団を迎え、IHJラウンドテーブルを開催しました。本対話には、日本および台湾の研究者・政策関係者が参加し、日本の安全保障政策やインド太平洋地域の安全保障環境をめぐって幅広い意見交換が行われました。
本訪問団は、遠景基金会の陳唐山理事長を団長とし、外交・安全保障・地域情勢研究に携わる研究者・実務家で構成されました。ラウンドテーブルでは、高市早苗首相の安全保障政策や、日本の安全保障関連三文書の見直しを中心に議論が行われ、日本の防衛戦略の方向性や防衛力強化の動向について活発な意見交換が行われました。
議論では、多岐にわたるテーマが取り上げられました。日本側からは、今年中の改定完了を目指している戦略文書の見直しや、戦場環境の新たな現実をどのように最新の戦略概念へ反映させようとしているかが主な論点となりました。一方、台湾側からは、第2次トランプ政権の影響に加え、中国との関係をめぐる中堅国の新たな戦略的考慮が議論の中心となりました。
その後の質疑応答では、グレーゾーン作戦、封鎖への対応やその他の非伝統的戦闘作戦、高市首相による台湾に関する発言の影響、台湾における政治言説の変化、中国国内の意思決定構造に関する最新の見方など、多様なテーマについて意見が交わされました。









