国際文化会館では、アジア・太平洋地域の未来を担う次世代研究者を育成する「アジアパシフィックフェロー」の第1期生を募集します。

本プログラムは、国際文化会館が推進するアジアパシフィック・プログラムの一環として、日本国内の大学または研究機関に所属し、博士論文の執筆・提出を控えた最終段階(ABD:All But Dissertation)にある、アジア・太平洋地域出身の留学生を対象に、1年間の研究活動を支援するものです。

政治、外交・安全保障、経済、社会、文化、歴史、国際関係、地域研究などの幅広い分野において、アジア・太平洋地域に関する研究に取り組む若手研究者を支援し、地域における相互理解、信頼醸成および協力関係の深化に資することを目指します。研究費の支援に加え、フェロー間の研究交流、専門家を交えた対話、研究発表、政策・文化交流、国内フィールドワーク、国際文化会館の各種プログラムへの参加などを通じて、研究と実践を結びつける機会を提供します。

2026年度は、アジア・太平洋地域から計7名を募集します。このうち、韓国・中国・台湾出身の採択者各1名、計3名は、「平和・和解・相互理解」を理念とするLEAP(Leaders in East Asia for Peace)の枠組みに基づき、「LEAPアジアパシフィックフェロー」として採択されます。

応募手続き、提出書類および選考は、すべての応募者について共通です。

プログラムの目的

本プログラムは、以下を目的とします。

■日本を拠点として、アジア・太平洋地域の相互理解、信頼醸成および協力関係の深化に貢献し得る次世代人材を育成すること
■政治、外交・安全保障、経済、社会、文化、歴史、国際関係、地域研究等を横断する研究者ネットワークを形成すること
■研究対話、政策対話、文化交流を相互に関連づけながら、変容する地域秩序に対応するための知的基盤を充実させること

募集人数およびフェロー区分

2026年度は、アジアパシフィックフェローとして計7名を募集する予定です。

そのうち、以下の3名はLEAPアジアパシフィックフェローに該当します。
■韓国出身者:1名
■中国出身者:1名
■台湾出身者:1名

その他のアジア・太平洋地域出身者からは、計4名を採択する予定です。

LEAPアジアパシフィックフェローを含む採択者全員が、アジアパシフィックフェローとして共通の研究支援およびプログラムに参加します。

最終的な採択人数および地域構成は、応募状況および選考結果により変更される場合があります。

募集対象となる研究分野

2026年度は、アジア・太平洋地域の将来に関わる以下の研究分野を対象として、計7名の若手研究者を募集します。

1. アジア・太平洋地域の国際関係・地域研究
歴史学を含む幅広い国際関係・地域研究から、計4名を選考します。
2.指定専門分野
以下の各分野から1名ずつ、計3名を選考します。
・経済安全保障
・日本建築史
・アジア文化政策(美術館・博物館等)

上記の研究分野別人数は、出身国・地域に基づくフェロー区分とは異なる選考上の内訳です。

支援内容

本フェローシップは、奨学金ではなく、研究費として提供されます。

支援期間

1年間(2027年1月~12月)
※2027年1月の開始を予定しています。

1名当たりの支援額

1名当たり、年間合計430万円を支援します。内訳は以下のとおりです。

■研究活動支援費:年間420万円(月額35万円×12か月)
生活および研究活動に必要な費用として使用するものとします。
■調査・フィールドワーク費:年間10万円
学会参加、国内外での調査、研究に関わる移動などの費用として使用するものとします。

調査・フィールドワーク費の使用範囲および精算方法は、国際文化会館の規定に従います。

プログラム内容

フェローは、1年間にわたり各自の博士論文および研究活動を進めるとともに、国際文化会館における各種活動および共同プログラムに参加します。本プログラムは、研究費の支援に加え、実務経験、研究交流、政策対話および文化交流を組み合わせることにより、アジア・太平洋地域に関する知的基盤の形成と次世代人材の育成を図るものです。

1.国際文化会館における活動
フェローは原則として週2日程度、国際文化会館に来館し、各自の専門性や関心に応じて、会館内の各プログラムおよび部門の活動に参加します。
2.フェローの共同活動
週1日程度、フェロー全員が参加する共同活動を実施します。フェロー間の研究交流と研究発信を促進し、アジア・太平洋地域の主要課題について継続的に対話する場を設けることを目的とします。

主な共同活動は以下のとおりです。

1.専門家招聘講演会
アジア・太平洋地域の政治、経済、社会、文化、外交・安全保障などに関する専門家を招き、講演および討論を行います。
2.テーマ別ディスカッション
地域協力、平和と和解、経済安全保障、文化交流、地域秩序の変容などをテーマに、フェロー間で討論を行います。
3.論文報告・研究発表会
各フェローが研究の進捗を共有し、相互のフィードバックを通じて、博士論文の完成度と研究の学術的・社会的意義を高めます。
4.関連機関・施設訪問
研究テーマに関係する機関、文化施設、政策関連施設などを訪問し、現場への理解を深めます。
5.国内フィールドワーク
年2回程度、国内フィールドワークを実施し、日本社会とアジア・太平洋地域との関係を具体的に理解する機会を提供します。

応募資格

以下の要件をすべて満たす方を対象とします。

1. 韓国、中国、台湾、ASEAN諸国、オーストラリア、ニュージーランド、太平洋島嶼国など、アジア・太平洋地域の国・地域の出身者であること
2.日本国内の大学または研究機関に所属する留学生であること
3.博士課程に在籍し、博士論文の執筆・提出を控えた最終段階(ABD段階)にあること
4.アジア・太平洋地域に関する研究に取り組んでいること
5.フェローシップ期間中、日本国内に在住し、研究活動および共同プログラムに誠実に参加できること
6.アジア・太平洋地域における相互理解、信頼醸成および協力関係の深化に貢献する意思を有すること
7.日本語を基本とし、英語でも研究交流および討論に参加できること

求める人物像

本プログラムでは、以下のような人材を期待します。

■アジア・太平洋地域の平和、協力、相互理解に貢献しようとする明確な問題意識を有する方
■自身の専門分野において、学術的な成長可能性と研究遂行能力を備えている方
■博士論文の完成に向けた具体的な研究計画とスケジュール管理能力を有する方
■異なる分野や地域的背景を持つフェローとの対話を通じて、自身の研究を発展させる意欲のある方
■将来、研究者、教育者、政策専門家、実務家、文化・社会分野のリーダーなどとして、アジア・太平洋地域の知的交流に貢献する意欲のある方

選考スケジュール

2026年度の選考は、以下の日程で実施する予定です。

■募集要項公開:2026年9月14日(月)
■応募受付期間:2026年10月5日(月)~10月16日(金)正午
■書類審査結果通知:2026年10月30日(金)
■面接審査:2026年11月11日(水)~11月13日(金)
※オンラインで実施予定
■最終選考結果通知:2026年11月20日(金)頃
■オリエンテーション:2026年12月11日(金)
※国際文化会館にて実施予定
■フェローシップ開始:2027年1月(予定)

応募方法

指定のオンライン応募フォームに必要事項を入力し、必須提出書類をアップロードしてください。
応募フォームは、2026年10月5日(月)からアクセス可能となります。

任意提出書類がある場合は、指定の事務局メールアドレス宛てに提出してください。推薦書については、応募者本人ではなく、推薦者から事務局へ直接提出してください。

提出書類

必須提出書類

1.履歴書
2.研究計画書
現在取り組んでいる博士論文のテーマ、研究目的、研究方法、学術的・社会的意義およびフェローシップ期間中の研究計画を記述してください。
3.応募動機書
本プログラムへの応募理由、自身の研究がアジア・太平洋地域の相互理解と知的交流にどのように貢献し得るか、本プログラムを通じて達成したいこと、および自身がプログラムにどのように貢献したいかを、1,000字以内で記述してください。
4.現在の所属機関が発行する在籍証明書
5.博士課程における所定のコースワークを修了し、博士論文の執筆・提出に向けた最終段階(ABD段階)にあることを確認できる資料
例:学位論文提出予定確認書、単位取得退学または満期退学を証明する書類、所属大学院・専攻事務室・指導教員などによる確認書またはメール。資料の形式は問いません。
6.最終学歴の卒業証明書または学位取得証明書

任意提出書類

1.推薦書1通
推薦者から事務局メールアドレス(leap_ap@ihj.global)宛てに直接提出してください。応募者本人による提出は受け付けません。
2.研究業績一覧
3.代表論文またはその他の執筆物
4.ポートフォリオ
文化、芸術、建築、デザインなどに関わる分野の応募者は、自身の研究または活動を示すポートフォリオを提出することができます。

留意事項

本フェローシップは、奨学金ではなく、研究費として提供されます。

1.応募対象者は、日本国内に在住する留学生に限ります。日本への渡航費、初期定着費および住居費などは支援対象外です。
2.
フェローは、プログラム期間中、自身の研究活動を誠実に遂行するとともに、国際文化会館が実施する共同活動に積極的に参加する必要があります。
3.研究費の使用および精算は、国際文化会館の規定に従います。
4.提出書類に虚偽の記載が確認された場合は、採択後であっても採択を取り消すことがあります。
5.プログラム内容、日程、支援項目などは、運営上の事情により変更される場合があります。

お問い合わせ先

国際文化会館
アジアパシフィックフェロー事務局
※画像ですので、テキストに打ち直してください。

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