LEAPフェローとは

草の根レベルから隣国間関係を強化し、東アジアの平和を促進する

Leaders in East Asia for Peace(LEAP)フェローは、日本を基点とし、東アジア諸国のシンクタンク・研究機関間で次世代リーダーとなり得る若手の派遣を通じて、地域の持続的な平和と協力関係を築くことを目指すフェローシッププログラムです。現地語での交流を通じて、現地の視点から課題を理解し、東アジアの相互理解を深めるとともに、国際関係に関する研究を重ねることで、地域の人々と草の根レベルでのつながりを育むことを目的としています。

LEAPフェロー第1期生は、2026年から1年間、韓国・ソウルに拠点を置くアサン政策研究院に派遣されました。フェローはリサーチアソシエイトとして地政学・地経学、日韓関係に関する研究に従事するほか、アサン政策研究院が主催する国際会議「Asan Plenum」の運営支援など、国際政策の現場で実務経験を積み、日韓の懸け橋となる次世代リーダーとしての成長が期待されます。

第1期(2026-)

吉田 優一

専門は国際安全保障。主としてインド太平洋の海洋安全保障および欧州・ロシアのエネルギー安全保障を研究してきた。これまで、公益財団法人日本国際問題研究所にてインド太平洋の安全保障と重要・新興技術が安全保障に与える影響に関する調査・研究に従事した他、在ブルガリア日本国大使館政務班にて外政を担当した。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)欧州研究所にてEU政治学修士課程修了。慶應義塾大学総合政策学部卒。

【募集は終了しました】第1期 募集概要

募集概要・要件

【募集人数】1名
【派遣期間】2025年~1年間(最長2年まで延長可)
※開始時期は相談のうえ決定。事前に1~2か月間の研修(API/IOGにて)を実施。

【勤務地】韓国・ソウル(アサン政策研究院)

応募資格
LEAPフェローは、若手・中堅研究者の挑戦を歓迎します。以下の条件を満たす方が対象です:

■日本国籍を有し、政策研究に強い関心を持つ若手・中堅研究者
■アサン政策研究院での実務経験が、自身のキャリアに資すると明確に位置付けられること
■韓国でのフルタイム勤務が可能であり、日韓関係への貢献意欲があること
■韓国語能力は不問(合格後に語学研修を提供)

以下のいずれかの要件を満たす方が対象:
■修士号取得者(国際関係、安全保障、経済、公共政策、地域研究など)
■学士号+政府・企業・国際機関等で3年以上の政策関連業務経験
■大学や研究機関にて3年以上の教育・研究経験を持つ者(助教・研究員レベル)
■学術論文や政策レポート等での実績がある方

※プロジェクトマネジメント経験は「推奨」項目です。あれば評価対象となります。

応募方法・提出書類
以下の書類をPDF形式応募先アドレスにご送付ください。
応募受付期間:2025年4月28日(月)〜 6月3日(火)23:59(日本時間)まで
※できるだけフリーメール以外のアドレスをご使用ください。提出書類は、アサン政策研究院およびIISSと共有される場合があります。

1. 履歴書(CV):日本語・英語(英語力の証明を含む)
2. 志望動機書(A4・1枚):日本語・英語それぞれ
3. 論文・論考のリスト+代表執筆物(日・英)

応募先アドレスは以下の通りです。
※画像ですので、テキストに打ち直してください。

選考スケジュール

LEAPフェロー創設:協定書署名式

2024年10月7日、国際文化会館は「Leaders in East Asia for Peace(LEAP)」フェローシップを創設するとともに、韓国のアサン政策研究院(Asan Institute for Policy Studies、ソウル市)との間でLEAPフェローを派遣する協定書の調印式をソウルにて行いました。

 

LEAPは、国際文化会館(IHJ)の評議員であクリス・ブリュンガー氏り、「過去と未来を共に見つめながら、私たちは東アジアのより深い相互理解を促進し、隣国間の紛争解決と平和構築を推進していく」とのアイデアをご提案頂いたことが、発足のきっかけとなりました。その後、IHJは、これまでも「日韓政策対話を共催するなど政策研究のパートナーであった韓国のアサン政策研究院との間で、LEAPを推進することに合意しました。今回の調印式は、神保謙代表理事・APIプレジデントがブリュンガー氏と共にアサン政策研究院を訪れ、同院の創設者・名誉会長であるChung Mong Joon氏とブリュンガー氏が臨席する下で、アサン政策研究院のPresidentであるChoi Kang氏との間で、LEAPフェローの同院への派遣に関する協定書を締結しました。

背景:なぜ今、「日韓をつなぐフェロー」が必要なのか?

日本と韓国の間には、価値観や制度の違いを乗り越えて連携すべき重要な課題が数多く存在しています。気候変動、経済安全保障、グローバル・サプライチェーン、生成AIといった領域で、東アジアの安定と繁栄のための政策協調がこれまで以上に求められています。
しかし、現場レベルでの交流機会は限られており、両国を横断的に理解し、翻訳し、つなぐ人材は決して多くありません。特に、実務経験と研究経験を兼ね備えた「越境型の専門人材」の不足が課題となっています。
LEAPフェローシップは、こうした状況を打開するために、日本から韓国のトップシンクタンクに1年間派遣し、実践的な政策研究に取り組む機会を提供するものです。研究者としての視点だけでなく、現地の同僚や政策関係者と共に課題に向き合うことで、次世代の知的交流の担い手となることが期待されています。
また、日本国内では社会科学系博士課程の縮小や、ポストアカデミアのキャリアパスが確立されていない現実もあります。このプログラムは、「アカデミアと政策実務の橋渡し」を志向する若手・中堅の研究者にとって、新たな道を切り拓く挑戦となるはずです。

 

派遣先:アサン政策研究院とは?

アサン政策研究院は、2008年に設立された韓国屈指の独立系シンクタンクです。
創設者である故・鄭周永(チョン・ジュヨン)現代グループ名誉会長の雅号「峨山」に由来し、韓国の国際社会における地位向上と、若手知識人の育成をミッションに掲げています。

主な特徴:
■中立性・独立性:政治的中立を保ち、事実とデータに基づいた高品質な政策研究を重視
■国際性:国際会議や外部研究機関との連携によって、アジア・世界の研究者とネットワークを形成
■影響力:報告書が韓国政府や国際社会に与える影響は大きく、政策形成に直結
■若手育成:Asan Academyをはじめ、リベラルアーツ教育とリーダー育成を重視したユニークな育成モデルを展開

国際シンクタンクランキングでも、世界トップ100や韓国国内トップ5に名を連ねるなど、グローバルにも高く評価されています。

 

職務内容:研究と実務を横断する知的チャレンジ

選出されたLEAPフェローは、アサン政策研究院のリサーチアソシエイトとして以下の業務に携わります。

 

■日韓関係・東アジアにおける地政学・地経学・外交・安全保障に関するリサーチ
■政策提言書や学術論文の執筆・発表
■国際会議「Asan Plenum」の企画・運営サポート
■シンクタンクの広報・出版・発信活動への参加

韓国語の集中トレーニングもプログラムに含まれており、現地語で現地の人々と直接交流することで、現地から見える課題の理解を深めるとともに、草の根レベルでの持続的なつながりを育み、東アジア諸国の懸け橋となる存在となることが期待されています。

知の創造と実務をつなぐこの業務は、フェロー自身の専門性と影響力を磨く絶好の機会です。

待遇・支援:安心して挑戦できる環境

雇用・待遇
■国際文化会館の有期契約職員として雇用、韓国・アサン政策研究院に出向
■月額給与(API規定に基づく)+渡航費・海外保険・社会保険支給
■派遣前にAPI・IOGにて1〜2ヶ月の研修あり

現地生活と語学支援
■ビザ取得や住居手配をサポート(現地メンター制度あり)
■韓国語初学者も安心:希望者に語学研修を提供

住まいも快適。生活の不安なく研究に集中できる環境です。
派遣先であるアサン政策研究院のすぐ隣には、リフォーム済のきれいな寮施設を完備しています。
ソウルの中心部に位置しながらも静かで落ち着いた住環境で、地下鉄・バス・生活インフラも至近。研究と生活の両立に理想的なロケーションです。

キャリア形成支援
■修了後にAPI・IOGでの登用機会あり
■国際会議・専門家ネットワークへの接続機会を提供
■グローバル政策実務への登竜門

日韓の知をつなぐ、越境するキャリアを。

このフェローシップは、単なる留学や出張ではありません。
「実務×研究」「ローカル×グローバル」「日本×東アジア」を横断しながら、あなた自身が日韓の知の循環を生み出す担い手となる機会です。
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