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【開催報告】国際危機グループ(International Crisis Group)とのラウンドテーブル(第2版)

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更新日:2026年3月24日

2026年3月23日、国際文化会館は国際危機グループ(International Crisis Group)のアナリストを迎え、「Revisiting the U.S. Alliances in Asia: Views from Australia, Japan, South Korea and the Philippines」をテーマとするIHJ Policy Roundtableを開催しました。本セッションでは、世界のパワーバランスの変化と同盟関係への圧力が高まるなか、インド太平洋地域の安全保障環境について意見交換が行われました。

本会合では、International Crisis Group(ICG)アジア・プログラムの研究シリーズ「アジアにおける軍事近代化」を踏まえ、日本、韓国、フィリピン、オーストラリアの安全保障環境と政策対応について報告と討議が行われました。あわせて、米中競争の激化、同盟管理、戦略的自律性、ルールに基づく国際秩序の動揺が主要論点となりました。

各国報告では、日本について、防衛力強化をめぐる同盟依存と戦略的自律性のバランスが課題として指摘されました。韓国については、北朝鮮の能力向上と米中競争のなかでの同盟管理の難しさが強調されました。フィリピンについては、中国への対応を軸とした海洋安全保障の強化と外部パートナーとの連携の重要性が示されました。オーストラリアについては、対米同盟を維持しつつ「見捨てられ」と「巻き込まれ」の双方の懸念に対応する必要性が指摘されました。

ディスカッションでは、同盟を防衛のみならず経済安全保障や技術協力を含む多層的な枠組みとして捉えるべきとの認識が共有されました。また、各国が対米同盟を基軸としつつ、防衛力強化やミニラテラル協力を通じて戦略的余地を拡大している点が議論されました。さらに、ルールに基づく国際秩序の維持には、中堅国による協力と地域公共財の提供が重要であるとの見方が示されました。

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