
日米芸術家交換プログラムフェローのマイク・ヴェルヌスキーは、この5か月間、日本各地を巡る「ディープ・リスニング」の旅を行ってきました。東京や金沢から、三方郡、小淵沢といった地域まで足を運び、人々の日常に息づくさまざまな音風景を録音しながら、各地で演奏家やサウンド・コレクティブ、地域コミュニティとの交流・コラボレーションも重ねてきました。
レジデンシーを通してヴェルヌスキー氏が探求してきたのは、古来の楽器が現代の文脈のなかでどのように新たな声を獲得できるのか、というテーマです。特に即興演奏や電子音響の実践を通じて、音が「記憶」「土地」「人とのつながり」を運ぶメディアとなる可能性を探っています。
本トークでは、滞在中に出会った印象的な場所や人々にまつわる録音、写真、エピソードを紹介します。また、尺八と電子音響のための新作《Dream Shadow》の一部も特別に披露します。
※先着30名様までの予約制イベントです。予約後にやむなく欠席される際は必ずお知らせください。無断キャンセルの場合は、今後のイベント参加をお断りする場合があります。
イベント概要
| 日時 | 6月23日(火)7:00~8:30 pm |
| 会場 | 国際文化会館 セミナールーム |
| スピーカー | マイク・ヴェルヌスキー(作曲家 / 日米芸術家交換プログラムフェロー) |
| 用語 | 英語(逐次通訳あり) |
| 参加費 | 無料(要予約) |
| 共催 | 日米友好基金 (JUSFC) |
プロフィール
作曲家 / 日米芸術家交換プログラムフェロー
マイケル・ヴェルヌスキー
テキサス州オースティンを拠点に、ライブ・パフォーマンスやラジオ音響作品、オーディオビジュアル体験のための音楽を制作し、その音楽は「大胆不敵」(ニューヨーク・タイムズ)、「孤高的」(The Wire)、「特に異世界的」(New Music USA)と評されている。16年間にわたり、アップル社のエクスペリエンスアナリストとしての仕事とアーティストとしての活動を両立してきたが、現在はフリーランスのメディア作曲家として活動している。
フィールドレコーディストでもあり、北極圏の氷河崩落音から、アマゾンの絶え間ないチェーンソーの音、マラケシュの蛇使いの笛の音までを録音してきた。インドの美しい喧噪から南アフリカの危険なカバの水場まで、世界各地を旅しながら音を集めている。電子楽器と民族楽器、フィールドレコーディング、そして偶然の音を多様なメディア上で融合させ、大規模でしばしば大陸をまたぐ音楽作品を制作し、アルバムとして発表している。これまで、上海音楽学院、イスタンブール工科大学、東京日仏学院、ウィーンのザロン・アルテ・シュミーデ、メキシコの音楽芸術センター(CMMAS)、ハーバード大学、ハダースフィールド大学などで自身の音楽や思想を発表してきた。作品は、BBC Audio、MIT Press、The Wire、NEUS-318(日本)、Ferns Recordings(フランス)、Audiobulb(イギリス)、Quiet Design(テキサス)など多数のレーベルから出版されている。
本フェローシップでは京都と東京を拠点に、尺八や古楽器、フィールドレコーディング、電子音を組み合わせた新作アンサンブル作品の完成に取り組む予定。世代を超えて自らの楽器で現代的な響きを追求する日本の演奏家たちと共演する。





