アート・デザイン

日米芸術家交換プログラム
フェロープロフィール一覧

2018年度 日米芸術家交換プログラム フェロー プロフィール

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詩人、翻訳家

デレク・グロマトスキー Derek Gromadzki 2018年12月27日~4月25日来日

グロマトスキーは、詩人で翻訳家だが、彼にとって詩作と翻訳は別物ではなく、取り組むたびに交互に現れる流動的な課題を解決するものだ。翻訳の要素は革新的な詩作の源となり、同様に詩作で解決した文体の問題が、難解な翻訳に近づく可能性を生み出す。彼の作品は、グロマトスキー最大の特徴である、語源学に基づく世界言語のネットワークによって補強されており、これをベースに、韻文法に対する緻密でダイナミックなアプローチを通して生み出される文体やリズム、音が支えられている。
日本滞在中は、二冊目の詩集『Horology(測時学)』のリサーチのために、機械式時計の歴史や異なる文化圏における時間の概念を調査し、詩における時間経験の新しい可能性を探求したい。日本文化において、古来から現在まで考えられてきた時間の特殊性を解明するため、時計メーカーのセイコーなどを訪問し、科学者やアーティスト、翻訳を手がけた吉増剛三、さらには京都大学基礎物理学研究所の研究員にもインタビューする予定である。

建築家

フー・ホアン&ラチェリー・ローテム Phu Hoang & Rachely Rotem 2018年5月30日~8月26日来日

ホアンとローテムは多元的な建築スタジオMODUを共同運営し、家の形や造りに影響を与える「気候」に注目した独創的なプロジェクトを展開している。近代的な建築ロジックに異議を唱え、それらの考え方を解体する企画が多く、気候風土の影響を防ぐために莫大な予算を費やすことにとりわけ懐疑的である。国際的な仕事を多数抱える一方、コロンビア大学やMITなど米国内の大学で教べんも執っている。
日本滞在中は、気候の異なる各地域で、さまざまな建物を調査し、風土が建築(過去と現代両方の)にどのような影響を与えているのか、建築家や施工者のアプローチを調べる予定である。

https://moduarchitecture.com

作家

ローレル・ナカニシ Laurel Nakanishi 2018年4月11日~8月8日来日

ハワイ州オアフ島アレワ出身。エピファニー・エディター賞を受賞したポケットブック『Mānoa|Makai』の作者で、その詩やエッセイは多くの雑誌に掲載されている。作品は自然界を土台に、神話や心的イメージ、ジャンルにとらわれず伝承文学などをとりあげている。執筆活動のほかにも、コミュニティ活動として、ニカラグアでNicaArtsを立ち上げ、O, MiamiのSunroom という詩のプログラムの創設コーディネーターとしても活躍している。来日中はお遍路の道程をたどり、詩という形で体験記をしたためる予定である。また遍路研究者を訪ねて、さまざまな人々の遍路体験を自身の作品に反映させたいと考えている。真言宗の家系に生まれた日系米国人として、自身の文化に対する理解を深め、その経験を今後の教育活動にも生かしたいと考えている。

https://www.laurelnakanishi.com/

振付家

ホセ・ナバレテ José Navarrete 2018年8月4日~2019年1月15日来日

メキシコシティ出身のホセ・ナバレテは、舞台から飛び出し、コミュニティで、パフォーマンスやダンスを展開し、振付やダンスと教育を一体化させた活動を行っている。さまざまな文化の伝統音楽、儀式、ダンスを長年研究してきたナヴァレテだが、作品では、インタラクティブなリサーチを経て、それらを実験的なパフォーマンスへと展開している。コラボレーターのデビー・カジヤマとともに、ナカ・ダンス・シアターというパフォーマンス・チームを率いており、動きや演劇、美術インスタレーション、マルチメディア、サイトスペシフィックな環境を使った、超分野的なパフォーマンスを行っている。
来日後は、岩手県を中心に滞在し、鹿踊りのあらゆる実践的側面を学ぶ予定で、芸術面だけではなくコミュニティの活性化や結束力を高める側面にも注目したいと考えている。

https://nakadancetheater.com

美術作家

ジェシー・シュレシンジャー Jesse Schlesinger 2018年9月~2019年1月21日来日

サンフランシスコ市とサウサリート市を拠点に活躍するシュレシンジャーは、彫刻やインスタレーション、ドローイング、写真などさまざまなメディアを駆使する作家である。大工の息子として、木工術や建築に親しんで育ち、彫刻やインスタレーションでは、手仕事の美意識をもって、自然界・都会で集めた素材やファウンド・オブジェを利用している。これらの作品は、プライベートにしろパブリックなものにしろ、人がいかに住まい、空間を捉えるかを探求する。
シュレシンジャーの作品は日本とカリフォルニアの間に何十年も存在してきた、太平洋越しの交流に影響を受けている。日本滞在中は、田舎と都会の双方でアート作品に使える素材を探し、地域のアーティストや職人とも対話したいと考えている。

https://www.jesseschlesinger.com

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