建築家として活躍するクウィン・ヴァンツー氏は、人にコミュニケーションをもたらすダイナミックな建築形態を使って建物と空間、身体の関係を探求しています。アートと建築をまたぐ彼女の作品は、空間的な実験やサイトスペシフィックなもので、実際に自身が訪れた場所からの影響を多分に受けています。また、アメリカ南部のおもてなしの表れであるとポーチ(ベランダ)文化や、日本家屋に見られる縁側など、内と外の境が曖昧な空間に影響を受けており、人の社交パターンをさりげなく演出しています。
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キミ・マエダのソロ作品『Bend』は第二次世界大戦中、強制収容所に抑留された二人の日系人男性の実話をもとにしている。アジア美術史家であるマエダの父(晩年は認知症に苦しむ)と、彼が研究対象とした彫刻家のイサム・ノグチである。家族への取材や1940年代の記録映像、砂絵のライブ・ドローイングを織り交ぜ、いかに日系収容所が語り継がれていくのか、記憶のもろさとアイデンティティ、そして二人が追い求めた芸術を問う。
[写真:『Bend』より]
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現象的世界に浸るユニークな没入体験をどうぞ。ナイトハウス・スタジオによる光学的庭園ツアー。国際文化会館の庭園という比類ない素材であり、歴史的な場所で、人の知覚の繊細さに注目し、光や色彩、空間など非物質性の中に遊ぶツアーを行います。ツアーでは見慣れた建築物や風景に視覚的に介入し、見るという概念に疑問を投げかける光学装置を使用します。またナイトハウス・スタジオのフロー・ヴァン・デ・ヴェルデが庭のための音楽を作曲します。
“世界は分厚い光である” ラルフ・ワルド・エマーソン
[左上:2015/Middle Sticks 右上:2011/My Hundred Year Old Whisky 下:2016/Spinning Night In Living Color]
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【IHJアーティスト・フォーラム】 リーディング 炎上と逃走のあいだ
- 2017年4月13日(木)7:00 pm
- 会場: 国際文化会館 講堂
- アーティスト: ジェイミ・ナカムラ・リン (作家、日米芸術家交換プログラムフェロー)
- 用語: 英語(逐次通訳つき、作品翻訳もしくは原文テキストを配布)
- 共催: 日米友好基金
- 会費: 無料 (要予約)
シカゴで活躍するジェイミ・ナカムラ・リンは、民族的アイデンティティーや宗教教義、精神疾患などのテーマを融合させた作品で知られています。今回のフォーラムでは、日本の民話や宗教観を取り入れながら執筆している小説、『The Sin-Eaters(罪を食べる人)』から、抜粋を紹介します。また、祖父の日系人強制収容所での経験をつづったエッセイも朗読し、祖父の時代の苦しみを踏まえて、リン氏が今、混沌とした現在のアメリカをどのように捉えているかうかがいます。












