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日米芸術家交換プログラム
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2015年度 日米芸術家交換プログラム フェロー プロフィール

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振付家

ジュリアン・バーネット Julian Barnett 2015年10月6日来日

ダンサー・振付家であり、「パフォーマンス・ベースの作品をつくるアーティスト」。基本的にはダンスコミュニティーの中で活動しているが、慣習に縛られず、人間の体を使ってどうパフォームするかという課題に対して、活発で協働的で、共感性の高い考察を展開している。滞在中は、日本の踊りや動きを探究するつもりで、大野一雄舞踏研究所では、とりわけ女性ダンサーの開拓した舞踏の型を検証し、山崎広太と西村美奈からはコンテンポラリーダンスを、東京久明館道場では剣道を学ぶ予定である。またバーネットの血筋の半分は日系であるため、この機会に自身のルーツの文化をもっと知りたいと考えている。

https://www.julianbarnett.com

インターディシプリナリー・ビジュアル・アーティスト

ケイティ・サコーン Katie Cercone 2015年2月2日~4月30日来日

ジャンルをまたいで作品を作るサコーンは、ヒップホップ・フェミニストのパフォーマティブなビデオ彫刻を制作している。これらの作品に見られる“体現されたフェミニズム”には、ヒップホップの霊性や女神の原型、ポップカルチャー的神話創造の異種交配が反映されている。ジェンダー・スタディーズを専攻していたサコーンは、反ヘゲモニー論やネオ・ユング派の“文化的夢”の概念、仲間同士の連携強調を通してヒップホップとフェミニズムを繋いでみせるのだが、これらは国を問わず、すべてフェミニストの課題である。こういった目標は彼女が共同ディレクターを務めるアーティスト集団Go! Push Pop Collectiveにも反映されている。日本では、“ガングロ”現象などの浅黒い顔に見て取れる、アメリカのヒップホップカルチャー借用を調査し、「日本の若者がヒップホップや黒人のかっこよさを身につける上でとっている、文化的特徴」を探る。また日本のヒップホップやガングロのメンバーを交えて、ビデオやパフォーマンスを作る計画である。

Photo: Marie Tomanoval

https://katiecercone.com/home.html

ビジュアル& パフォーマンスアーティスト

ジョージ・フェランディ George Ferrandi 2015年7月3日~10月2日来日

彼女が作品で使うメディアは、パフォーマンスやインスタレーション、彫刻作品など幅広く、オープンでコンセプチュアルな、アートに対する彼女のアプローチと共鳴しており、作品を必要としている様々な場所や場面に敏感である。プロジェクトには、地域性に富んだ住民参加型のものが多く、スペクタクルや物語性、儀式、コラボレーションなどの新しいアプローチをとっている。フェランディの現在のプロジェクトは、様々なジャンルにまたがるスケールの大きなフェスティバルで、「光る彫刻と天上の合唱団、ダンサーの行進、女性の鼓手たち」が参加して、天体の歳差現象を祝うものである。日本では青森県に滞在して、伝統の技を伝えるねぶた師と交流し、ねぶた祭りの準備を間近に見て、参加し、その骨組みづくりや針金張り、色付けを見たいと考えている。

https://www.georgeferrandi.com

作曲家

ポール・キクチ Paul Kikuchi 2015年4月2日~7月1日来日

打楽器奏者、作曲家、サウンドアーティスト。室内楽から実験的なジャズまで幅広いスタイルの音楽を手掛け、場所と素材の特質、意識と意図の違い、歴史や経験、認識といった側面も合わせて考察して、作曲に取り組んでいる。彼の現在のプロジェクトは、祖父ゼンキチ・キクチの回想録と、SPレコード・コレクションに基づく連作歌曲集である。また日本の歴史や音楽(雅楽や演歌)、紙漉き(和紙)といった要素や、ゼンキチが生きた時代や場所の徹底的なリサーチにも取り組んでいく予定である。最終的に新しくオリジナル楽曲を作曲するほか、自身が発掘したり発見したものを、祖父のレコード・コレクションと合体させ“再想像”した産物になるだろう。

Photo: Liz Tunnel

http://www.makokikuchi.com

小説家

モニク・トゥルン Monique Truong 2015年3月1日~6月1日来日

ベトナム系アメリカ人の小説家・エッセイスト。前作には、パリのガートルート・スタインとアリス・B・トクラスが住む家に、コックとして雇われるベトナム人や、アメリカ南部のベトナム人の養子など、文化を横断するキャラクターが登場した。現在手掛けているプロジェクトはラフカディオ・ハーン(小泉八雲)の生涯に基づく小説だが、文化をまたぐ彼の人生に重要な影響を及ぼした、4人の女性たちの声を通して、ハーンの一生を描こうと考えている。主に東京に滞在しつつ、松江や熊本を訪れ、ハーンが妻の節子とともに住んだ屋敷跡や、小泉八雲記念館を見て回るつもりである。トゥルンにとってハーンの生涯は、とりわけ「文化の融合や家族離散、旅、故郷の希求」といった点で興味深いという。主な著書に世界12 カ国で翻訳され、数々の文学賞を受賞したベストセラーThe Book of Saltがあり、日本語訳『ブックオブソルト』も出版されている。

Photo: Michele Panduri Metalli

https://monique-truong.com

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