社会システム・ガバナンス・イノベーション

新渡戸リーダーシップ・プログラム(新渡戸国際塾)

新渡戸リーダーシップ・プログラム第5期(2012年度)

第5期(2012年度)フェローからのメッセージ


地方自治体

古谷 美保子

“Fairnessとは何か”と真摯に向き合った6カ月間でした。私たちは、ごく限られた集団や組織の中で、自分たちに都合よく物事を処理するという“居心地の良さ”に慣れてしまう点を否めません。塾での活動を通じ、こうした状況をしっかりと省みる重要性と、流れに棹差す勇気をいかに適切に体現していくか、Diversityの原点を学ぶことが出来たと感じています。ぜひ多くの方に「知見のSuccession」へチャレンジしていただきたいと思います。


商社

三浦 彰太

仕事で忙しい毎日を過ごしている方にこそ、新渡戸国際塾を推薦します。各界を代表する講師の方々や、仲間とのディスカッションを通じ、世界、日本、また自身の課題について見つめ直す貴重な機会です。新渡戸国際塾はアイデアの源となる「ビッグアイデア・クラウド」であり、多種多様な専門性が集まる場です。SNSでは得られない、face to faceだからこそ得られる刺激を求めて、多くの人が新渡戸国際塾の門を叩くことを願って止みません。


外資系金融機関

宮崎 潤

新渡戸国際塾において、第一線で活躍する講師と様々な分野から集まった同世代の塾生との議論の中で学んだことは、社会的に成功した人よりも、この社会の抱える課題に取り組んできた人、社会を変えようしている人がより輝いている、ということです。新渡戸国際塾では最高の知性に出会い、エネルギーあふれる若者と共に議論を深め、本を読むだけでは得られない教養を得ることができるでしょう。


鉄鋼商社

柴田 由布子

「とても贅沢な半年間」―新渡戸国際塾にいた期間を表現するに、しっくりくる言葉です。気付きや学びを促すに申し分無い講師陣、そして共に議論できる塾生たち。普段よりも、ひとつ、ふたつ上の視点で物事を捉えて俯瞰する機会があります。日常の延長線上では得る事が出来ない稀有な環境に身を置き、自分の可能性を広げてみませんか。


国際協力機構

菊地 明里紗

新渡戸国際塾を通じて、各界で活躍される講師の方々の生き様に触れ、塾の掲げる 「将来の日本を担う人材」は、(広い視野をもった上で、)自分のいるフィールドで突き抜けられる人だということを学びました。これは、書籍からでは実感できない大きな気づきでした。仕事上では知り合えない、多様な仲間(塾生)と出会えたことも大きな財産です。ぜひチャレンジいただければと思います。


国際交流基金

夫津木 美佐子

今までの自分と今の自分とこれからの自分を、日本社会ひいては世界を視野に入れて考えることができた貴重な半年間でした。様々な分野で場所を選ばずに活躍するリーダーたちから多くを学び、内省し、同期の仲間や先輩との熱い議論を重ねていく中で入塾前には想像しえなかった世界が広がりました。修了した今、まさにスタート地点に立ったばかりという感じです。


外資系金融機関→国際協力機構

上坂 奈穂

新渡戸国際塾の素晴らしい講師陣・共に学んだ多様なバックグラウンドを持つ塾生から、自分がこれまで見てきた世界やこれから見えてくるであろうと漠然と感じていた世界が、いかに小さく浅いものだったかを教えられました。そして、自分自身の課題や方向性をも見定める機会となりました。一人の知識や経験だけでは見えてこない世界を、是非、新渡戸国際塾の仲間と探究してみてください。


防衛省自衛隊

齊藤 富

普段の堅い仕事から離れて、とても自由で楽しく勉強できる時間は本当に素晴らしいです。何より、新渡戸国際塾の素晴らしいところは、『アウトプットができる』ことです。普通のセミナーとは違い、討議時間が豊富で、塾生間でのディスカッションを通じて、かなり成長できたと思います。『物事をよく知っている』だけの『知識』だけでなく、それを実行に移せる『知恵』を身につけて世界で一緒に勝負していきましょう!


研究機関

大澤 傑

日本のみならず世界が直面する課題について、多彩な分野で著名な講師陣、様々なバックグラウンドを持つ塾生と議論を行うことで、ひとつの事象をより立体的に捉える視点を養うことができました。グローバル化が進む現代だからこそ、日本人として自分たちが国際社会にどのように貢献していくことができるのか、新渡戸国際塾の仲間として一緒に考えてみませんか。

第5期(2012年度)講師陣

2012年6月16日(土) 「新渡戸国際塾5周年記念講演」

明石 康 新渡戸国際塾塾長、国際文化会館理事長

東京大学卒、ヴァージニア大学大学院修了。1957年国連入り。広報や軍縮担当の国連事務次長、カンボジアや旧ユーゴスラビア担当の事務総長特別代表などを歴任。1997年末、人道問題担当事務次長を最後に退官。現在、国際文化会館理事長、スリランカ平和構築担当日本政府代表、公益財団法人ジョイセフ会長、立命館大学大学院客員教授などを務める。主な著書に、『生きることにも心せき――国際社会に生きてきたひとりの軌跡』(中央公論新社、2001年)、『国際連合―軌跡と展望』(岩波新書、2006年)、『戦争と平和の谷間で―国境を超えた群像』(岩波書店、2007年)、『独裁者との交渉術』(集英社、2010年)など。

2012年6月23日(土)、6月27日(水)、7月4日(水) 特別セミナー 「国際コミュニケーションへの道」

ジョセフ・ショールズ NPO法人異文化教育研究所 代表

1962年米国カリフォルニア生まれ。サウサンプトン大学(英国)で博士号(異文化コミュニケーション)取得。メキシコで語学学校のディレクターを務めた後、86年に初来日。英語学校講師を経て、96年より立教大学、慶應大学国際センターの英語科講師に。99年から06年まで立教大学社会学部助教授。02年から現職。98年から04年までは、テレビ英会話講座「クロスロード・カフェ」(NHK教育)に司会者として出演。09年からNHKテレビ「ニュースで英会話」に講師として出演。専門は、異文化コミュニケーション(研修・コンサルティング・研究)、英語教育、教材開発、出版など。

2012年7月21日(土) 「デモクラシーをどう擁護するか」

猪木 武徳 青山学院大学 特任教授、前国際日本文化研究センター 所長

1945年生まれ。専門は、労働経済、経済思想。1968年、京都大学経済学部卒業後、マサチューセッツ工科大学大学院博士課程修了。大阪大学経済学部教授、国際日本文化研究センター教授などを経て、2008年4月より同センター所長。2012年4月より青山学院大学特任教授。主な著書に、『経済思想』(岩波書店、1987年;サントリー学芸賞、日経・経済図書文化賞)、『自由と秩序―競争社会の二つの顔』(中央公論新社、2001年;読売・吉野作造賞)、『文芸にあらわれた日本の近代―社会科学と文学のあいだ』(有斐閣、2004年;桑原武夫学芸賞)、『大学の反省』(NTT出版、2009年)、『戦後世界経済史―自由と平等の視点から』(中央公論新社、2009年)など。2002年、紫綬褒章受章。

2012年8月4日(土)~5日(日) 合宿研修  「巨視的な視点で考える2030年の世界」

渡辺 靖 新渡戸国際塾 コーディネーター、慶応義塾大学 教授

専門は文化人類学、文化政策論、グローバリゼーション研究、アメリカ研究。主な著書に、『アフター・アメリカ~ボストニアンの軌跡と<文化の政治学>』(慶應義塾大学出版会、2004年)、『アメリカン・コミュニティ――国家と個人が交差する場所』(新潮社、2007年)、Soft Power Superpowers: Cultural and National Assets of Japan and the United States (Co-edited with David L. McConnell, M E Sharpe Inc, 2008)、『アメリカン・デモクラシーの逆説』(岩波書店、2010年)、『「日米安保」とは何か』(藤原書店編集部編、藤原書店、2010年)、など。

2012年8月25日(土) 「ウーマノミクス:ダイバーシティの力」

キャシー 松井 ゴールドマンサックス証券 チーフ日本株ストラテジスト兼 Asia ECS共同ヘッド

1986年ハーバード大学卒業後、87年にロータリー奨学生として神戸大学に留学。日本輸出入銀行ワシントンD.C.事務所での勤務を経て、1990年ジョンズホプキンズ大学院卒業。同年バークレーズ証券会社に入社。チーフ・ストラテジストを経て、1994年3月にゴールドマンサックス証券会社に入社。汎アジア投資調査統括部長、Asia ECS (Economics, Commodities and Strategy) のヘッドを歴任し、現在はAsia ECSの共同ヘッドを務める。また、リーダーシップ111、AWF (Association of women in finance)など女性グループの中核メンバーであり、女性を取り巻く社会・環境の改善に取り組む。アジア地域の優れた学生に高等教育の機会を提供し女性リーダーを養成することで、地域の発展と安定に寄与することを目的としたアジア女子大学(バングラデシュ)の理事会メンバーとしても活動中。2007年にはウォールストリートジャーナルの「10 Women to Watch in Asia」の一人に選ばれる。

2012年9月8日(土) 「Rediscovering Shibusawa Eiichi」

渋沢 雅英 公益財団法人渋沢栄一記念財団 理事長

東京大学農学部卒業。現在、財団法人MRAハウス代表理事(1964年~)、日本外国語研究所(Language Institute of Japan)代表理事(1968年~)、イースト・ウェスト・セミナー代表理事(1970年~)、日米欧委員会委員(1970年~)を務める。1997年より現職。1994年から2003年まで学校法人東京女学館理事長・館長を務めたほか、英国王立国際問題研究所客員教授、アラスカ大学国際経営センター客員教授、ポートランド州立大学経営学部客員教授なども歴任。主な著書に、『父・渋沢敬三』(実業之日本社、1966年)、『太平洋に架ける橋――渋沢栄一の業績』(読売新聞社、1970年)、『太平洋アジア――危険と希望』(サイマル出版会、1991年)などがある。

2012年10月6日(土) 「途上国支援という仕事」

中村 俊裕 米国NPO法人コペルニク 共同創設者兼CEO

京都大学法学部卒業。英国ロンドン経済政治学院で比較政治学修士号を取得。マッキンゼー東京支社にて経営コンサルタントとしての勤務を経て、国連で国際開発援助に携わる。東ティモール、インドネシア、シエラレオネ、アメリカ、スイスを拠点に主に国連開発計画で勤務し、ガバナンス改革、平和構築、自然災害後の復興(スマトラ沖地震など)、国連改革などに従事した。シエラレオネでは、「開かれた政府」プロジェクトを発案し、立ち上げ、大統領や主要大臣のアカウンタビリティーを強化した。2010年2月に、オンライン・マーケットプレイスを通じてテクノロジーを途上国の人々に届け、貧困を削減することを目指した、米国のNPO法人「コペルニク」を立ち上げる。現在は同法人理事を兼任し、大阪大学大学院国際公共政策研究科招へい准教授としても活躍中。

2012年11月3日(土・祝) 「日本長寿企業の国際性」

舩橋 晴雄 シリウス・インスティテュート株式会社 代表取締役

1969年、東京大学法学部卒業後、大蔵省(当時)入省。大蔵省広報室長、在フランス大使館参事官、大蔵省副財務官、東京税関長、国税庁次長、証券取引等監視委員会事務局長、国土庁長官官房長、国土交通省国土交通審議官などを歴任した。2002年に退官後、企業倫理、経済倫理分野を中心としたシンクタンクであるシリウス・インスティテュート株式会社を2003年に設立。2004年からは一橋大学大学院国際企業戦略科客員教授も務める。主な著書に『日本経済の故郷を歩く―蓮如から龍馬へ』(中央公論新社、2000年)、『新日本永代蔵』(日経BP社、2003年)、『経済六変―歴史から読む60の知恵』(日本経済新聞出版社、2010年)など。

2012年11月17日(土) 「『海のことは森に聞け』~コトの本質に迫るには」

畠山 重篤 NPO法人森は海の恋人 理事長

1943年中国上海生まれ。京都大学フィールド科学教育研究センター社会連携教授。高校卒業後、気仙沼湾で家業である牡蛎、帆立の養殖に従事する。1989年より漁民による広葉樹の植林活動「森は海の恋人」運 動を進めると同時に、環境教育の手助けとして子どもたちを養殖場に招く体験学習にも力を入れている。1994年朝日森林文化賞、2000年 第6回環境水俣賞、2003年 緑化推進運動功労者内閣総理大臣表彰、2004年宮沢賢治イーハトーブ賞をはじめ表彰多数。主な著書に『森は海の恋人』(1994年、北斗出版)、『日本<汽水>紀行』(2003年、文藝春 秋/日本エッセイスト・クラブ賞)、『漁師さんの森づくり』(2010年、講談社/産経児童出版文化賞JR賞・ 小学館児童出版文化賞)など。2012年、国連森林 フォーラム(UNFF)から森林の育成や林業の健全な発展などに貢献した人物に与えられる「フォレスト・ヒーローズ」の、初代受賞者の一人として選出される。

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