社会システム・ガバナンス・イノベーション

新渡戸リーダーシップ・プログラム(新渡戸国際塾)

新渡戸リーダーシップ・プログラム第1期(2008年度)

第1期(2008年度)フェローからのメッセージ


日本財団

千葉 寿夫

21世紀を生きる我々より、20世紀初頭を駆け抜けた先人に先見の明あり。新渡戸博士の意思を継ぎ、まず我々が大志を抱こう!世界の架け橋になろう!日本を元気にしよう!一期生の活動はこれからも続きます。二期生の参加を期待しています。


国際交流基金

丁 寧

新渡戸博士の思いをより現実に近づけるための修行、知と知の摩擦、多様性の限界に挑戦。日本のための明治維新から、世界のための「明治維新」へ。


国際協力機構

飯田 鉄二

著名な講師陣との議論や交流はもとより、国際ビジネスや国際協力/交流などの第一線の現場で働く同世代の若者が、平日はメーリングリストで議論し、週末は講義だけでは飽き足らず、夜を徹して話し合うエネルギーがすごかった!国際的なリーダーになるために、自分に何が不足しているのか、今後どうしていくべきかが明確になるとともに、日本に、そして世界に貢献していくために、お互いに協力しあっていく仲間ができました。


東芝

犬山 伸幸

多彩な顔ぶれは必然なのか、偶然なのか。
とにかく我々はここに集まったんだ。
目指すものや考え方も十人十色。
だからこそ学ぶべきことがたくさんある。
講師・塾生を通じて広がる新たなネットワーク。
やがて自分にとっての新しい世界が見え始める。
そんな世界へ通ずる扉を開けてみませんか。


1期生女性

新渡戸塾で得たものは、一言では言い尽くせません。色々な人生を歩んできた仲間たちと出会い、講師の方々と議論をすることで、世界の広さ、価値観の多様さを、概念としてのみではなく、実際のこととして体感することができました。今、何かしたい、変えたい、変わりたい、と思っている皆さんに、新渡戸塾をお勧めします。


外資系金融機関

松村 洋平

一民間人として国際貢献とは、「点での接点」しかありませんでしたが、「面での理解」のための糸口を、師や友から頂いたと考えております。当塾で全てを網羅できるというのではないと思いますが、今後の行動や研鑽に対するヒントを得る場として最高の環境です。


外資系ソフトウェアベンダー

中村 悠

”国際的”とは縁がない企業に勤める私には、新渡戸塾の全てが新鮮でした。講師・塾生の全員が「国際的にどのようなことができるか」について思考・行動しており、その方々との触れ合いを通して、叩き起こされたのは”自分”の中で眠っていた志。初めは、考えの違いに戸惑いましたが、素敵な仲間がそのギャップを埋めるに余りある環境を提供してくれました。2期生候補の皆様、この“遭遇”を体験してみてはいかがですか?不定期開催の意見交換会(と言う名の飲み会)も間違いなく塾の魅力の1つです!


国際協力機構

島野 敏行

先人達の知恵、
先人達が残してきた歴史、
今を生きる私達にとって何なのか
熱い仲間達との、そして著名な講師と議論を通じて考えることが出来ます。

新渡戸塾を通して得たもの、それは「和」
和の歴史、和の文化、調和、和やかさ、平和・・・
国境・国籍を越えて、日本の歴史・文化を学びながら 世界について考え、熱く語る仲間を得ることが出来ます。


国際交流基金

諏佐 由有子

日ごろ疑問に感じていることについて、組織や立場を超えて自由闊達に議論することで視野が大きく広がりました。講師の先生方や塾生の皆さん方とのご縁は一生の財産です。このような素晴らしい機会を与えて下さった国際文化会館、渋沢栄一記念財団に感謝しています。


日本貿易振興機構

吉田 暢

あなたにとっての「世界」とはなんだろう
生まれ落ちたこの「世界」に生きている
如何に生きるかを模索している
「世界」の成り立ちにココロを還し
「世界」の在り様を真摯に見つめ
そしてできれば生き方が「世界」の行き先に寄り添うように
明日の「世界」を一緒に生きる人が、ここにいます  新渡戸国際塾


内閣府国際平和協力本部事務局

吉井 愛

新渡戸塾では、講義を通じて、講師を含めた日本の偉人達のヴィジョンや社会・日本創りへの貢献に触れ、それに触発されることで自らがどのように社会づくりに関わっていけるのか、また「リーダーシップ」とは何かについて考える貴重な機会をいただきました。そもそもの参加動機を「自らの」成長としていた私にとり、新渡戸塾参加からの収穫は、多少逆説的ながら社会に対する当事者意識・責任感が育ったことと言えるかもしれません。また、ときに暑苦しいほどの議論を共にした塾生仲間は大切な宝です。


外国政府機関

中西 玲人

灯台下が暗いとは限らない。遠くを視る知見と志を共有する仲間が重なると、自分から一番遠いと思ったところに光がある。新渡戸国際塾はその灯台にすぎず、光をどう創り出すかは塾生次第。だから新渡戸は面白い。

第1期(2008年度)講師陣

2008年9月21日(日) 「国際的な人材輩出という課題の重さ」

明石 康 元国連事務次官、新渡戸国際塾塾長

東京大学卒、ヴァージニア大学大学院修了。1957年国連入り。広報や軍縮担当の国連事務次長、カンボジアや旧ユーゴスラビア担当の事務総長特別代表などを歴任。1997年末、人道問題担当事務次長を最後に退官。現在、国際文化会館理事長、スリランカ平和構築担当日本政府代表、公益財団法人ジョイセフ(家族計画国際協力財団)会長、立命館大学大学院客員教授などを務める。主な著書に、『生きることにも心せき――国際社会に生きてきたひとりの軌跡』(中央公論新社、2001年)、『国際連合―軌跡と展望』(岩波新書、2006年)、『戦争と平和の谷間で―国境を超えた群像』(岩波書店、2007年)、『独裁者との交渉術』(集英社、2010年)など。

2008年10月4日(土) 「多様性と共生への視点―なぜ新渡戸稲造博士か」

原田 明夫 東京女子大学理事長、元検事総長

東京大学法学部卒業後、司法修習生を経て1965年検事に任官。東京地検検事、在米日本大使館一等書記官、盛岡地検検事正等を経て、法務事務次官、検事総長を歴任。2004年に退官後、1学年間米国スタンフォード大学東アジア研究センターの招聘を受け、「紛争解決と平和」をテーマに実務家講義を担当。現在弁護士。2005年から学校法人東京女子大学理事長、財団法人国際民商事法センター理事長。共著『未来へのかけ橋-今も生きている新渡戸稲造の精神』(財団法人新渡戸基金)。

2008年10月18日(土) 「現代に生きる渋沢栄一」

渋沢 雅英 渋沢栄一記念財団 理事長

東京大学農学部卒業。現在、財団法人MRAハウス代表理事(1964年~)、日本外国語研究所(Language Institute of Japan)代表理事(1968年~)、イースト・ウェスト・セミナー代表理事(1970年~)、日米欧委員会委員(1970年~)を務める。1997年より現職。1994年から2003年まで学校法人東京女学館理事長・館長を務めたほか、英国王立国際問題研究所客員教授、アラスカ大学国際経営センター客員教授、ポートランド州立大学経営学部客員教授なども歴任。主な著書に、『父・渋沢敬三』(実業之日本社、1966年)、『太平洋に架ける橋――渋沢栄一の業績』(読売新聞社、1970年)、『太平洋アジア――危険と希望』(サイマル出版会、1991年)などがある。

2008年11月1日(土) 「国際文化論」

平野 健一郎 前早稲田大学教授、新渡戸国際塾塾頭

1963年東京大学大学院修士課程終了後、ハーバード大学大学院にてPh.D.を取得。2008年3月まで上智大学、東京大学、早稲田大学で国際関係論、国際文化論の教鞭をとり、現在、東京大学、早稲田大学の名誉教授。国際関係論の中から、国際関係を文化の観点から考察するユニークな視点を提唱し、数多くの若手研究者を指導。主著『国際文化論』(東京大学出版会、2000年)は日本の近代と今日の国際社会を考える理論的な枠組みを提示したと評価される。2001年の日本国際文化学会の創立に参加して、初代会長を務めるなど、国際文化論をリードするかたわら、人の国際移動から東アジア共同体の可能性を論じている。

2008年11月15日(土) 「戦後日本文化の性格と発展」

青木 保 文化人類学者、文化庁長官

1938年東京都生まれ。東京大学大学院修了(文化人類学専攻)、大阪大学で博士号取得(人間科学)。東京大学助手、大阪大学助教授・教授、東京大学教授、政策研究大学院大学教授などを経て、2007年4月文化庁長官。1965年以来東南アジアをはじめアジア各地で文化人類学的フィールドワークに従事。ハーヴァード大学客員研究員、仏国立パリ社会科学高等研究院客員教授、独コンスタンス大学客員教授などを務めた。サントリー学芸賞、吉野作造賞、紫綬褒章を(受賞、受章)。主な著書に「多文化世界」「異文化理解」「境界の時間」「儀礼の象徴性」「逆光のオリエンタリズム」(以上、岩波書店)、「『日本文化論』の変容」「アジア・ジレンマ」「タイの僧院にて」(以上、中央公論新社)、「文化の翻訳」(東大出版会)他がある。

2008年11月22日(土)~23日(日)(京都フィールド・スタディ) 「鶴見版 日本現代史」

鶴見 俊輔 哲学者

1922年生まれ。東京高等師範付属学校卒業。37年に渡米し、42年にハーバード大学哲学科卒業。同年、交換船で帰国。ジャワ海軍武官府に、軍属として勤務。46年、雑誌『思想の科学』の創刊に参加。京都大学、東京工業大学、同志社大学などで教鞭をとった後、1970年以降、文筆業を続けるかたわら、「ベトナムに平和を!市民連合(べ平連)」や「九条の会」などでも中心的役割を果たす。主な著書に、『鶴見俊輔著作集』 (全5巻) (筑摩書房、1975-76年)、『戦争体験 戦後の意味するもの 鶴見俊輔対話集』 (ミネルヴァ書房、1980年)、『本と私』 (岩波新書、 2003年)、『鶴見俊輔書評集成 1-3』 (みすず書房、2007年)などがある。

2008年12月6日(土) 「職業としての外交、国際協力」

大島 賢三 国際協力機構(JICA)副理事長、前国連日本政府代表部大使

1967年4月東京大学法学部より外務省入省。 経済協力局技術協力課長、同局政策課長、在米国大使館公使、国際協力事業団総務部長、アジア局審議官、経済協力局長、総理府国際平和協力本部事務局長、国連事務次長(人道問題担当)、駐オーストラリア大使、国連大使などを経て、現在、独立行政法人国際協力機構副理事長。

2009年1月10日(土) 「実践・国際交流」(英語による講義)

山本 正 日本国際交流センター 理事長

1936年生まれ。70年に(財)日本国際交流センターを設立。政策課題を中心とした日本と諸外国との知的交流・対話、日米議員交流、地域交流・NPOリーダー等の交流、日本におけるシビル・ソサエティ確立のための諸事業を実施。三極委員会(Trilateral Commission)のアジア太平洋ディレクター、日英21世紀委員会、日独フォーラム、日韓フォーラムの幹事委員、世界基金支援日本委員会ディレクターを務める。99年には「21世紀日本の構想」総理懇談会幹事委員を務めた。上智大学を経て、米国セント・ノーバート大学卒業、マーケット大学院より経営学修士号取得。04年、第3回井植記念アジア太平洋文化賞受賞。主な編著書に『「官」から「民」へのパワーシフト:誰のための公益か』(TBSブリタニカ)、The Nonprofit sector in Japan (Manchester University Press)、Corporate NGO Partnership in Asia Pacific (JCIE)など。

2009年1月24日(土)  「≪文化の多様性≫の多様な解釈」

愛川-フォール 紀子 政策研究大学院大学客員教授、ユネスコ文化局顧問

東京大学文学部美術史学科大学院を経てパリソルボンヌ大学美術学科博士課程に編入、文化人類学も同時に学ぶ。1972年よりユネスコ本部勤務。1993年無形文化遺産保護課成立後初代の課長に就任。以降無形文化遺産保護担当部長として、ユネスコの無形遺産の保護活動を発展させ保護条約作成に主導的役割を果たす。2002年にユネスコ退官後もユネスコ文化局顧問として条約採択、発効並びに実施に向けて尽力する。また2002年から2007年まで神田外語大学国際言語文化学科教授を勤める。

2009年2月15日(日) 「ハウツー・ニトベ―明治ソフトパワーに学ぶ」

船橋 洋一 朝日新聞社主筆

1944年生まれ。東京大学教養学科卒業。朝日新聞社北京支局員、ワシントン支局員、経済部編集委員、アメリカ総局長、特別編集委員などを経て、07年より主筆。ハーバード大学ニーメンフェロー(1975年-76年)、米ブルッキングズ研究所特別招請スカラー(05-06年)。サントリー学芸賞(83年、『内部』)、ボーン上田記念賞(86年、日米経済報道及び国際経済報道)、『通貨烈烈』(88年、吉野作造賞)、石橋湛山賞(1992年、日本の外交に関する論文)、日本記者クラブ賞(94年、クリントン大統領単独会見記事など)など、受賞歴も多数。主な著書に『アジア太平洋フュージョン』(中央公論社、96年アジア太平洋賞大賞)、『同盟漂流』(岩波書店、98年新潮学芸賞)、『ザ・ペニンシュラ・クエスチョン-朝鮮半島第二次核危機』(朝日新聞社)、『日本孤立』(岩波書店)など。米フォーリン・ポリシー誌上級編集委員、米ブルッキングズ研究所国際評議会委員、三極委員会日本委員を兼任。

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