文明論・哲学

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明治日本の下層社会――都市スラムから見えるもの

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イベント概要

講 師: ジェームス・ハフマン(ウィテンバーグ大学 名誉教授)
日 時: 2019年4月12日(金) 7:00~8:30 pm(開場 6:30 pm)
会 場: 国際文化会館 講堂
用 語: 英語(通訳なし)
参加費: 1,000円(学生:500円、国際文化会館会員:無料)
定 員: 100名 (要予約
明治後期、東京や大阪などの都市部ではスラム(貧民窟)が急激に拡大しました。そこで暮らしていたのは地方から仕事を求めてやってきた何十万人という人たちで、彼らは劣悪な生活環境の中で、子どもたちに学校教育を受けさせる余裕もなく、家族で身を寄せ合って生活していました。しかし、そうした厳しい状況に置かれながらも、彼らは生きることへの意欲に満ちあふれていました。路上の市場や祭りに群れ集い、抗議集会を行い、よりよい生活を手にしようと奮闘し続けていたのです。人間の生きる力、資本主義の実態、階級社会の関係性について、この時代の下層社会に生きた人々は現代の私たちにどのようなことを教えてくれるのでしょうか。また、日本人の「貧しさ」に対する考え方は、この100年ほどの間にどう変化してきたのでしょうか。一般的な歴史の中で市井の人々に光が当てられないのはなぜか、そしてそれは私たちの歴史観をどう歪めてきたのか、歴史が抱えるより大きな問題についても考えます。

講師

ウィテンバーグ大学 名誉教授

ジェームス・ハフマン

オハイオ州ウィテンバーグ大学名誉教授。半世紀にわたって日本史研究に携わる。元記者として、初期の研究では明治時代の新聞の役割に重点を置き、近年では明治時代の都市部における下層社会に着目している。これまでに『Creating a Public: People and Press in Meiji Japan』(University of Hawaii Press、1997年)、『Japan in World History』(Oxford University Press、2010年)、『Down and Out in Late Meiji Japan』(University of Hawaii Press、2018年)など、8冊の著書を執筆。東京大学で3度にわたり客員教授を務め、最近ではダートマス大学とウィリアムズ大学で教鞭をとる。2017年アジア研究協会特別功労賞受賞。

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