Internship Experience Report
インターンシップ体験記
広報・その他
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落合 英(おちあい はな)
インターンシップ期間:2025年4月〜
所属大学:立教大学 社会学部 現代文化学科
参画プロジェクト:アートデザイン部門
文化事業の運営を支える現場で学んだ実践と気づき
インターンを始めたきっかけ
インターンへの参加は、大学のゼミでの学びが大きな原動力となりました。私は、大学で芸術・文化政策を主に扱うゼミに所属し、国内および海外におけるアートや現代文化実践と社会の関係性について研究してきました。その中で、アートがどのように人々や地域、さらには国際社会と結びつき得るのかに強い関心を抱くようになりました。そうした折、ゼミの教授に教えていただいたアート関連の求人サイトを通じて、国際文化会館のインターン募集を知ったことが応募のきっかけです。また、幼少期を海外で過ごした経験や、大学で国際コースに所属して学んできたことから、国際交流の分野にも関心を持っていました。アートを媒介として異文化交流や国際理解を促進してきた国際文化会館の活動に強く惹かれ、実際の現場で学びたいと考え、インターンへの参加を決めました。
インターンで経験した業務
インターン期間中は、主に「アートコレクターのための学校」や「異種間クロストーク」といったプログラムの運営サポートに携わっていました。資料収集から会場準備、来館者対応の補助をはじめ、イベント後の議事録作成も担当し、プログラム運営の裏側を支える実務を幅広く経験できたと思います。加えて、映像への字幕付けなど、言語力を活かす機会も多くありました。学生生活で磨いてきた語学力や国際的な視点を文化事業において、どう活かせるのか常に考えながら実際の業務に関わることができた貴重な経験になったと感じています。
印象深かった出来事
特に印象に残っているのは、イベントプログラムの中で、さまざまな分野の専門家の方々がアートを軸に対話されている場面に直に立ち会えたことです。専門機関の研究者、プロデューサー、アーティストの方々などが、それぞれの立場から芸術や社会を語る様子は非常に刺激的で、アートが単なる表現活動にとどまらず、社会問題や理念をつなぐ架け橋になることを肌で感じることができました。その対話の場を支える一員としてプログラムに関われたことに、大きなやりがいを感じました。
インターンシップを通じて得たもの
翻訳や字幕作成、議事録作成といった事業を支える業務とイベント運営補助に携われたことで、来館前後のお客様の様子や反応を間近で見ることのできる「現場」の仕事の両方を体験することができ、アートや文化事業運営の工程やその裏側をより深く理解することができました。また、人との出会いという面でも大きな刺激を受けました。職員の方々や、アートマネジメントや国際文化に関心を持つ学生インターン仲間との交流に加え、最前線で活躍される研究員やアーティストの方々、そして多様な来館者の方々との出会いを通して、イベントを主催する側がどのような意図や展開を思い描いているのか、また来館者がそこに何を求めて足を運んでいるのか、その双方の思いに触れることができました。大学での学びだけでは決して体験できない、現場ならではの実践を間近で経験できたことが、自身の視野を大きく広げるきっかけとなりました。
最後にひとこと(将来のインターンさんに)
IHJインターンとして、会館のオフィスやホールで行われる事業やイベント運営の裏側を間近で見ながら、大学の学びだけでは得られない多くの実践的な経験をさせていただきました。専門性のあるプロジェクト運営や、来館者・関係者との関わりを通して多様な視点や新たな気づきを得ることができ、自身の視野が広がったと感じています。本財団の活動やプロジェクトのテーマに関心を持つ方にとって、このインターンシップは、実社会との接点の中で自分なりの問いや関心を深めていく機会になるのではないかと思います。ぜひ挑戦してみてください!
02

加藤 凜桜(かとう りお)
インターンシップ期間:2024年7月〜現在
所属大学:東京外国語大学大学院 総合国際学研究科
参画プロジェクト:広報、地経学研究所
研究成果を社会に届ける「広報」の仕事
インターンを始めたきっかけ
大学で、国際関係とフランス語を学んでいます。専門性を活かしつつ、実務経験を積める機会を探す中で、「国際関係 インターン」と検索して見つけたのがこのインターンシップでした。また、過去に別のアルバイトで広報業務に携わった経験があり、研究機関での広報活動にも関心がありました。
インターンで経験した業務
広報チームのインターンとして、主にSNSやWebサイトの運営に関わっています。特にSNSでは、論考を「読みたい!」と思ってもらうために、投稿案の作成に頭を捻っています。また、モニタリングやSNS分析にも取り組み、IOGについてより多くの方に適切に知ってもらえるよう、職員の方々と定期的に議論を行っています。
また、広報と兼務する形で、地経学研究所にも所属しています。フランス語担当として、欧州のメディアに掲載された論考をピックアップし、日本語で要約しています。ウクライナや中東での紛争、第二次トランプ政権の成立、極右政党の台頭といった様々な出来事について、欧州諸国がどのように考え、行動しているのかを追っています。
印象深かった出来事
印象に残っているのは、東京で開催された「Geoeconomics Summit 2024」に、広報チームの一員として参加したことです。いつもはオンラインでの業務が中心ですが、この時は実際に会場へ伺いました。普段はお目にかかれないような専門家の議論を間近で拝見し、とても臨場感がありました。また、対面・オンラインともに非常に多くの参加者が集まっていたことから、研究活動の需要を改めて実感することができました。
インターンシップを通じて得たもの
インターンシップを通じて、広報活動の重要性を実感しました。IOGでは、高い専門性を持つ研究員の方々が、各国の政治・経済・国際関係について日々研究を行っています。しかし、その成果を社会に届けるには、WebサイトやSNSでの発信、イベント開催といった活動が不可欠です。広報は表に出る仕事ではありませんが、研究と社会の接点として、重要な役割を担っているのだと感じるようになりました。
また、国際情勢に関する知識も深まりました。インターンシップを始めた当初は、教科書的な知識しか持っておらず、現在の情勢について漠然とした理解にとどまっていました。しかし、広報業務を通じて日々最新の論考に触れることで、国際社会でいま何が起きているのか、その捉え方をいち早く学ぶことができています。国際政治論壇レビューにおいても、論考を要約する過程で、各国の立場や歴史的背景を詳しく調べ、何が重要なのかを考える習慣が身につきました。
最後にひとこと(将来のインターンさんへ)
将来、国際的な仕事に携わりたい方、研究者に興味のある方、あるいは私のように「大学で学んだことを活かして働いてみたい」と考えている方に、ぜひおすすめしたいインターンシップです。職員や研究員の方々は非常に親切で、学業との両立にも配慮してくださいます。少しでも興味のある方は、ぜひ応募してみてください!